感染管理認定看護師は、感染症から患者や医療スタッフを守ったり、感染リスクを最小限にすることを役割としています。では実際に、感染管理認定看護師は、どの様な仕事をしているのでしょうか。まずは、全ての人の血液や排泄物や、粘膜や体液などに感染性があるとし、手技時や手術前後、日常においても予防策を実施し、感染症を防ぐことに努めます。また、感染時には素早く職員に対して、適切な指導を行い、実施を促します。感染状況の把握し、指導するだけではなく、あらゆる角度や方面から注意深く観察し、データを元にして、日常的な対策を実施します。また、針刺しの感染リスクを防ぐためにも、リキャップの禁止や、注射針を破棄する専用容器の適切な配置など、感染予防策を講じ、指導や観察を行います。更には全病棟の巡回・点検を行い、感染対策がきちんとできているか確認、不備があった場合は、指摘・指導・教育を行います。その際各部署から相談を受ける為、日頃からコミュニケーションを取るようにします。また、院内だけではなく、近隣病院とも情報交換をして、地域の感染対策の向上を図ります。これ以外にも、各種マニュアルの作成や、観察の方法、アウトブレイクが起こった時の対応など問題が起こった時に、適切な改変を行いすべての職員に周知します。
この様に感染管理認定看護師は、感染対策を講じるだけではく、指導や教育、実践・相談までも行い、患者や医療スタッフなどを感染症から守り、感染リスクを、最小限にするように、活動しています。